今回は前回間違って登れなかった3P目チムニーと最終ピッチの頂上フェイスを登ろうと思っていました。
いわゆるリベンジです。
アプローチを済ませて取り付きます。 ( )内の数字はグレード ←目安としてご覧下さい。
1P目(V+)・・・・スラブ。所々あるポケットを繋いで登る。
空身だと楽勝だと思うがザックを担いでいるのでいつもと勝手が違う。
25m〜30m程度でピッチを切る。 支点2箇所。
2P目(V+)・・・・スラブの続き。直上を試みるもホールドが乏しく大苦戦。
先程ピッチを切った所から支点3箇所目の上から支点が無くなる。
仕方ないので左トラバースし左直上のルートに合流する。
東陵ハング前の立木にてピッチを切る。
相変わらず横に見える東陵すべり台が美しい。登攀意欲をそそる。
4P目・・・・普通の登山道のような道を歩く。 遭難碑のある馬の背下まで。
5P目(V-)・・・・馬の背。ホールド豊富容易。
遭難碑を写真に収めて登る。
危険を顧みず開拓してくれた先人に深く感謝し安全なクライミングを誓う。
5P目終了点から少し歩き頂上フェイス直下に出る。
6P目(W-〜U)・・・・いよいよ最終ピッチ。私にとっては今日のメインイベントである。
前回来たときはその姿に圧倒され回避した頂上フェイスです。
先行のしげ君は直上しチムニーを登り頂上へ到達。
右にトラバースしていくので高度感抜群で少々怖いとアドバイスが入る。
しげ君とペアを組む吉備の中山さんも同意見。
しかし今回の私はあえて右トラバースルートを選択する。
このルートに限りルート&ホールドが下から確認できてイメージが沸いてきた。
恐らく相当集中していたのだと思う。イメージ通りに登れた。
思っていたよりもガバの連続だったので楽でした。
全員が登り切り地蔵岳頂上にて昼食。
マルチピッチでの完登後の昼食は山歩きとはまた違った充実感がある。
昼食後Stephanさん持参の珈琲&しげ君持参のういろうに舌鼓を打ちやや危険な下山路を歩き終了。
4人で登ると楽しく充実感も2倍でした。